第1回:熱中症と自律神経 ― 夏の静けさを守るために
夏になると増える「熱中症」。 その背景には、自律神経の疲れと体温調節の乱れがあります。 熱中症は単なる暑さの問題ではなく、体の司令塔である自律神経のトラブルでもあります。
◆ 熱中症と自律神経の関係
自律神経は、体温調節・発汗・血流・呼吸などを24時間コントロールしています。 しかし、強い暑さ・湿度・寝不足・ストレスが重なると、 自律神経は休む間もなく働き続け、次第に疲労します。
その結果——
・汗が出にくい
・血管が広がらない
・のどの渇きの感覚が鈍る
・判断力が低下する
これらが重なることで、熱が体内にこもりやすい状態=熱中症の入り口が生まれます。
◆ 鍼灸ができること
鍼灸は、自律神経のバランスを整え、体温調節機能を回復させる働きがあります。 首の後ろの「大椎」や背部のツボは、自律神経の切り替えを助け、 暑さに対する体の反応をスムーズにします。
◆ まとめ
夏は、体の静けさが揺らぎやすい季節。 自律神経の灯をそっと整え、熱に負けない身体へ。